長野善光寺のお参りと楽しみ方



善光寺の特色

 

 

善光寺の名の由来は、この寺を開いたのが本田善光という人であったことから来ています。この善光寺のご本尊は一光三尊阿弥陀如来であり、552年にインドから百済を経て日本に渡り、本田善光によって信州に置かれることになったのです。したがって、善光寺にはおよそ1400年の歴史があり、現在でも日本を代表するお寺のひとつとなっているのです。

 

善光寺の現在の本堂は、江戸時代の1707年に5年の歳月をかけて建てられたものであり、国宝にも指定されています。その独特な建築様式は撞木造りと呼ばれているものであり、奈良の東大寺大仏殿や京都の三十三間堂などと共に日本を代表する木造建築として非常に著名なものです。

 

この善光寺の名が全国的に広まるようになったのは、平安時代の末期であると云われています。この時代の著名な寺院というものは女人禁制であるのが通例であったのですが、善光寺は庶民の寺としてスタートしており、性別に関係なく誰でも救うことを基本としていたのです。そのため、身分の差や男女の区別などに関係なく、ここにお参りすれば誰でも極楽往生できるという話が広まり、全国から多くの人々が訪れるようになったわけです。

 

また、善光寺は一宗一派にこだわらず、常に全ての信徒を受け入れてきた歴史があります。それにより、現在でも年間数百万にんに及ぶ様々な宗派の参拝者がこの善光寺を訪れているのです。