長野善光寺のお参りと楽しみ方



善光寺門前町を散策する その2

 

 

「往生寺」を過ぎて先に進むと、川中島合戦勇士の首塚がある「霊山寺」に到着します。ここは、川中島合戦の時に上杉方の陣地となったところであり、その合戦で討ち取った武田方の武将の首を検分し、その論功定めを行なった場所として有名です。また、この辺りは非常に眺望も良いために、展望道路八景のひとつともなっています。

 

この「霊山寺」を後にしてしばらく歩いていくと、「雲上殿」が現れます。善光寺平を一望できる大峰山の中ほどにあるこのお堂は、善光寺に古くから伝わる納骨や分骨の風習を受け継ぐために建てられたものです。桜の季節には特に美しい情景が楽しめるでしょう。

 

ここからは後戻りして、善光寺方向を目指します。続いて現れるのは「信濃美術館 東山魁夷館」です。この美術館のテーマは「生活のなかの美術」であり、食文化やファッションといった衣食住に関わる身近な文化にも目を向けているのが特徴です。したがって、従来とは違った視点から生活を楽しもうというユニークな発想に溢れています。

 

この美術館を一通り楽しんだら善光寺に戻りましょう。ここで改めて参拝するも良し、ゆっくりと善光寺を楽しみましょう。最初に門前蕎麦を食べなかった人はここでゆっくり食べるのも良いと思います。帰りは長野電鉄の善光寺下駅を利用すると近くて便利だと思います。