長野善光寺のお参りと楽しみ方



善光寺門前町を散策する その1

 

 

善光寺門前町をゆっくりと歩いて散策するならば、JR長野駅から長野電鉄善光寺下までの散策コースがお勧めです。JR長野駅を降りて善光寺方面に向かうと最初に現れるのが「かるかや山西光寺」です。ここは善光寺へ参拝する前に訪れていくお寺として親しまれており、開祖刈萱上人とその御子信照坊道念上人の二人が刻んだ二体の「刈萱親子地蔵尊」が本尊となっています。また、絵解きの寺としても有名なところです。

 

そこを過ぎてしばらく歩くと善光寺に到着しますが、その途中には門前蕎麦の店がたくさん並んでいます。善光寺門前町を散策する前に、ここでちょっと腹ごしらえしておくのもいいかも知れません。せっかく善光寺に来たのですから、その名物である門前蕎麦を食べない手はないでしょう。

 

蕎麦を食べ終わったらいよいよ善光寺に到着です。ここで境内をぐるっと一回りするも良し、お参りするも良し、後でもう一度戻ってきますのでその時にゆっくりするのも良いでしょう。

 

善光寺から先に進むと、刈萱上人と石堂丸ゆかりの寺である「往生寺」に着きます。この往生寺に鎮座する二体の「親子地蔵尊」は、人々を厄難を救い、その臨終には必ず一緒についていってくれて極楽へ導いてくれるという言い伝えがあります。春になればりんごの花が咲くなど、辺りの坂道を登り下りしながらその季節ならではの風景を楽しむのもなかなか良いものです。